こんな私のそばに居てくれてありがとう。

痛い、痛い、痛い。体にどうしても力が、入ってしまう。打たれるたびに頭の中が、鉄のようにスース~する。表現するのは難しいけど。

(優) [ねぇー今度は手に噛み跡つけてあげるね。]  

(あかり) [ありがとう。] 自分でもわかってる。私は最低な人間だって。こんなにも最低で、被害者ぶってる人間いるのかなってよく思う。私の変な性格のせいで。きっと私と関わってなかったら優くんは、幸せだっただろうなぁ。
ごめんね。本当にごめんなさい。  

(優) [じゃあ噛みまーす。 ガブ~~~]
あぁ~あ。

(優)[見てみて!凄いよ!歯形がついてる!]優くんは、私だからこんな接し方しかできないんだ。本当は、もっと普通に仲良くしたいだろう。でも私がこんな性格だから。偽りの私を信じて仲良くしようとしてくれてる。何でこんなに私のこと見捨てないんだろう。凄い優くんに対して罪悪感で、いっぱいだ。 辛いよ。

(あかり) [本当だぁ凄いねぇー。面白ーい。]私は手をかざしながら嬉しそうにする。
いつか、みんな私のそばからいなくなるんだろうなぁー。そのときまでどうか見捨てないでね。