「あ、当たり前でしょ」 「なーんだ。つまんねぇの」 そうは言っても、完全にそれは楽しんでいる表情。 ふ、振り回されてる……。 まさか私が高校生になった廉にこんなに振りまされることになるだなんて、誰が想像できただろう。 「や〜、紗和ちゃんやばい。今日もかわいすぎる」 「あー、はいはい」 「紗和、レジのアレ教えて」 「アレってどれよ」 それからというもの、ユウくんといい廉といい、濃すぎるメンバーに囲まれながらその日のバイトは終わりを告げようとしていた。