会えると信じて〜誠の花〜«後編»

土方「お前は下がれ。」



「はいっ!」



土方「…で、用件は?」



葵「雪都のこと。何してんの?」



土方「悪かったとは思ってる。
会う前に出て行っちまって…」



葵「そういうことじゃない!
なんで最後まで話を聞かなかったの!
話を聞いていれば雪ちゃんが…
雪都が傷つくことはなかった!」



聖也「…雪都は今自分で次分を傷つけてるんですよ。食事も取らずに睡眠も取らない。
もう1週間が過ぎてるんです。」



土方「っ、」



聖也「なんでそんなことするか
分かりますか?

1人になる度に思い出すんですよ。
あなた達に拒まれたことが。
痛みで忘れようとしてるんです。」



土方「…」



葵「なんか言ったらどう?
お前は雪都に会う権利はねぇ。
聖也、行こう。」



聖也「分かりました。」