会えると信じて〜誠の花〜«後編»

その日の夜。


雪都は小刀で自分の腕や足などの体を


傷つけていた。


痛みで嫌なことを忘れようとしているのだ。



消毒や手当はせず、そのままだ。



「雪都様、夕餉のお時間です。」



雪都『…1週間は飯いらない。』


「…分かりました。しっかり食べてください。」



雪都『食べれたら…ね。』