人生で初めて、"一目惚れ" をした


何をしていても浮かんでくる彼女の顔、風に吹かれてゆれる髪


ずっと彼女を思い、ずっと彼女を目で追った






でも俺の恋は、叶わない


俺の想いは、届かない







いつからか彼女は、眠たそうに目を擦りながら歩く男の後をついて、放課後の教室を出ていくようになった




彼女の瞳はいつでもその男を映し、


そして、男の瞳も彼女を映していた