隣のアイツ

同じ男子なのに、圭太とは全然違う。


抱きしめられてるのがすごい嫌だし、早く離れたいのに…。


「もういいから…へっ?!」


その時だった。
私の首元に何か触れた。


チュッとリップ音が聞こえて、首にキスされたんだ、と気づいた。


「なに…してんの?!ありえないんだけど!!!!」


「怒った顔もかーわいー♪」


なんでこんな楽しそうなの!
ちっとも楽しくないし、可愛いなんて褒められても微塵も嬉しくない!!!


いやだいやだ、と暴れてみるけど全然効果が無い。