隣のアイツ

期待の目を梨乃向ける私。


「う、うるさいっ…」


「な、なにそれいい!梨乃が!あの梨乃が…もーーめちゃくちゃ応援するから!私!!!」


何この生き物かわいい!
これが俗に言うツンデレってやつ?!


恥ずかしそうに下を向きながらジュースを飲む梨乃。
梨乃のこんな浮いた話聞いたこと無かったから嬉しいし、なにより応援したい。


「でも…先輩モテるし。付き合いたいとか思ってるわけじゃ、ないから…」


ごにょごにょした口調になっている。
いつもあんなにハキハキ喋ってるのに、恋はここまで人を変えるのね…!!!