隣のアイツ

「うぅ…」


渋々圭太の前に座る。


人に髪の毛乾かされるとか久しぶりだ。


終わったあと、なにやら髪の毛で遊んでる。


「なにしてんの?」


「いや…なんか、俺と同じ匂いするのいいなーって思って?」


なっ…に、それ。
何その発言、そんなの普通の女子が言われたらキュン死するよ?!
あんたみなたいなルックス完璧野郎に言われたら!!!


かという私もちょっと今のはかなりきてるけども…!!


「同じシャンプー使ったんだから当たり前じゃん」


「そりゃーなぁ」


はははって楽しそうに笑っている圭太。
笑った顔は割と幼いよなーなんて1人で考える私。