隣のアイツ

『もしもーし』


「もしもし、梨乃?バイト終わった?」


『終わった終わった!どしたー?』


「あの、実は…」


そして私が泊まる様になった経緯を話した。


『え…え?え、どうやったらそんな展開になるの?しかももう親公認かよ』


「公認って…そんなまるで付き合ってるみたいな言い方…」


『うちらクラスのみんなからみたら、あんたたちはもう付き合ってるの。で、肝心な立川は?』


「あ、今はお風呂入ってる」


『あいつ、なかなかやるわね…この可愛い可愛い沙奈を…』


何言ってんの梨乃は…


そこから少しお話して、梨乃がバイトの先輩に送って貰うからと言って電話を切った。