隣のアイツ

「え、そんなお前なんでも作れんの?」


え、そんな驚くこと?


「親が仕事で家開けてる時多かったからね、私んちも。だから料理は割とできる方だと思う」


「じゃー、おれカルボナーラ食べたい」


「カルボナーラね!美味しいよね〜」


「うん、好き」


どきっ!!!


別に私にだけ言われたわけじゃないんだけど、その単語にいやに反応してしまった。


もし圭太に彼女が出来るなら、どんな子なんだろう…。


あ、なんか今心臓がキュウって痛くなった。
…変なの。