隣のアイツ

好きな奴がベッドの上で自分の上にいるって…。
普通に俺も健康男子だもん。
好きな子は触りたいもんだろ。


変に自分に言い訳をする。


え…、紺野、こいつ…


「顔、赤くね…?」


「け、圭太が悪いんだよ!くすぐってきたりするから!私男子にあんまり免疫ないんだから、そりゃ赤くもなるわよ!」


やばい、その言葉だけで自分の機嫌が良くなってるのが分かる。


「ふーん、そうなんだ?可愛いじゃん」


ここはあえて余裕を見せつけとく。
ちょっとしたプライドだけど。


「か、可愛いって…なに今日!いつもの圭太じゃない!!!」


みるみる顔が真っ赤になっていく紺野。
やばい、可愛すぎる。
こんな可愛いの絶対誰にも見せたくない。