隣のアイツ

「いいねその顔、たまんねぇ」


首への攻撃が終わったかと思うと次は耳。


「ひゃあっ!…くすぐったいって…!」


「そんな大きな声出したら、バレるよ…?横、こたの部屋なんだけど」


しまった…!という思いで口を手で塞ぐ。

こたくんにバレるって言うのにキスは辞めてくれない。


「んっ…ふ…んんっ」


顔が熱い。体も熱い。
恥ずかしい。なのに離れたくない。

自分が自分じゃ無いみたいで怖い。