隣のアイツ

「あのっ…えと、私も瞬先輩のこと好きです!!」


「え…それほんと?」


「はい!!!」


今言わない理由なんてどこにもなかった。


嘘みたい。大好きな人と同じ気持ちなんて。


「ほんとにほんとに好きなんです!!!だから、だから私とっ…」


「まって、ストップ」


人差し指で私の唇を触り、黙らせる。


「…俺から言っていい?」


「…はいっ」


「梨乃、好きだよ。俺と付き合ってください」