隣のアイツ

「嫌だ。俺のこと考えて水着買ってたの?梨乃ちゃんは」


うぅ…意地悪な顔してる。
いっそ、開き直る…か。


「そ、そうですよ…もう、恥ずかしすぎるんでこの話題終わりましょう!」


ふいっと先輩の方とは逆を向く。


今顔を直視なんてできない。


「りーのーちゃん、こっち向いて」


「わぁっ!」


瞬先輩の手によって、グリンっとすぐに向き直されてしまう。


「なんで向こう向くの」