隣のアイツ

「いやーーまじそれな、俺海ちょー好き!」


年上なのに、この笑顔は人懐っこくて可愛くてとても好き。


何この幸せな時間。


「あのー、先輩?」


「んー?」


「受験生だから、こういう息抜きの日は余りとれないだろうに、私たちとかと海…でよかったんですか?」


実は案外気になってたことを思い切って聞いてみる。


「え?そんなこと気にしてたの?」


きょとん、とした顔の先輩。


「そりゃ…気にしますよ!先輩は男子からも女子からも人気なんですから…」