みさきは未婚のシングルマザーの23歳
昔は絶対に働くことのない青果工場で働くことになりました。

そこでは、スーパーに売られている、野菜のパック詰めや袋詰めの仕事でした。
入社してやっと慣れてきた頃、
会社に咲いている桜を見ながら
お花見することに……。

子供も連れてきていいとゆうとこだったので
息子を連れて行くことにしました。

お花見では、BBQをしてくれてて
みさきは楽しもうと思っていたのですが
1歳半になる息子があまりにも
じっとしてくれなくて、
なかなかゆっくり出来ませんでした。
ずっと追っかけっこ状態で、
お肉も何も食べれず、諦めていると……

あまり話したことの無い男性が、
話しかけて来ました。
その男性の名前はみんなからたまちゃんと
呼ばれていました。

たまちゃんにはみさきの息子より
2ヶ月早く生まれた男の子パパでした。
たまちゃんとみさきは、
・同じ歳の男の子の親で子供好き
・犬が大好き
という事で前から
暇な時に少し話すぐらいの関係でした。

たまちゃんは
「俺が見とくから、ゆっくり食べなっせ。」
と言ってくれて私の息子を肩車して遊んでくれました。
その時みさきは、
いいパパなんだろなって思うぐらいでした。

そのあとは何も変わらず、
いつも通り仕事をしていました。

ある時……

たまちゃんが
「子供と犬連れて一緒に散歩に行こうよ!」
と言ってきて、
連絡先を交換することになりました。

約束をしたのは言いものの、
お互い忙しくてなかなか予定が合わず、
連絡を取り合うだけになってました。

毎日連絡をとっている間に
少しずつみさきの気持ちに変化が……
みさきはまだ、
その事にきずいていませんでした。

その後連絡をしたりしなかったりで、
会社で働き初めて約1年半がたった頃、
みさきはやっとたまちゃんのことが、
『すき』
ってことに気が付きました。


が……
たまちゃんは、奥さんも、子供も居て
もうすぐ2人目が生まれようとしてました。

この気持ちは絶対に伝えたらいけないと
思ったみさきは、
次の恋が見つかるまで、
片思いでいようと決めました。

会社ですれちがうたびに、
ドキドキしてて、
その頃たまちゃんは
私がすきってゆう事も知らないままでした。

その関係が続き
会社に入って約2年になる頃、
たまちゃんからいきなり、
「今日、夜出たりできる?」
と連絡きました。
みさきは
「子供が寝たら大丈夫ですよ。」
と返すと、
「今日子供と犬がいないから、
宅飲みでも、しない?
ちょうど、買い物に行くから
お酒買っとくよ」
と返ってきました。
みさきは
ルンルンで軽く化粧をして子供を早く
寝せようと頑張りました。
予定よりも早く寝てくれたので、
23時にたまちゃんと逢えることに……

初めてのたまちゃんの家
初めてたまちゃんと2人っきり
初めてたまちゃんと宅飲み
初めてたまちゃんの車に乗る

みさきにとっては、
願っていたことが現実になっていて、
動揺が隠せずにいました。

初めてたまちゃんの家に入り、
肩がくっつくかくっつかないかの距離で
座って話していて、
いつも出来ない話や色んな話をしました。
ほんとに面白くて、楽しくて、
お腹を抱えて笑いました。
お酒もお互い進んだ頃、

フェチの話になり、
みさきは「髪の毛を触るのがすき」
と言うと
たまちゃんが、「触る?」
と言ってくれて、
みさきの膝の上にたまちゃんが膝枕状態。

みさきは、
たまちゃんのくしゃくしゃの髪の毛を
撫でたり
くしゃくしゃにしたり
していました。
時間はちょうど0時回ったぐらいで、
「これ以上触ると寝そうになる」
とたまちゃんが言っても、
気持ちよすぎて
なかなか止めれなくなっていました。

すると…………



いきなりたまちゃんから
『チュッ』
っとキスをしてきました。

ダメだと分かっているのに、
心の中ではものすごく嬉しくて、
心臓がバクバクで、破裂しそうでした。

心臓がおさまることも無く
2回目のキス。

たまちゃんもみさきも止められず
でも、、
みさきの心の中には
いいのかな?
ダメだよね?
と思ってしまって

思い切って聞くことに、
「いいんですか?」
とみさきが聞くと、
「ここまで来て、止められない」
と言われ、
みさきは心から幸せと思いました。

してる時も、嬉しいのもあり、
笑いが止まらなくて、
ほんとに幸せでした。

たまちゃんと飲み始めて約4時間がたち、
時間は3時近くになる頃

心臓がバクバクでなかなかおさまらず
まだ一緒にいたいけど、
子供のことも心配になり、
明日も仕事のたまちゃん
寝ないときついだろーなと思って
帰ることに。

終始笑っていて、
ほんとに楽しかった4時間でした。

家に帰ると
いままでの4時間が、
幻?
それとも
夢?

と疑問に思うほど楽しくて、
次の日も、その次の日も、
その日のことを忘れられず。

ふとぼーっとすると、
その時のたまちゃんの顔や、
話した事、
を思い出すように……

また会いたい、楽しかった、
って思う半分、
いいのかな?
申し訳ない
と思い始めたみさきでした。


次の日から、普通に会社ですれ違うも
忙しくて、喋ることも無く、
お互い疲れて、連絡も取らない日が何日か続いていました。

みさきは、朝、出社する時たまちゃんが、
汗を拭きながら仕事してる姿や、
作業場で作業してる時に廊下を通るたまちゃんを見るのが、
毎日の楽しみでした!