そして、次の世界へ。

『私には、助けられない...。』

その言葉に茉澄は呆然としていた。

『茉澄の傷は、私には背負えない。
お母さんの世話だけでもう十分なのに
茉澄の面倒まで見れないよ。
学校に行きたくないなら休んで...。』

私の言葉に妹の顔が歪む。

『アンタみたいな守ってくれない
お姉ちゃんなんていらないよ!!!』

叩きつけるように叫んで
茉澄は私の部屋から出ていった。

そして、その1週間後。

彼女が自分の部屋で腕を切って
倒れているところを見つけて。

救急車を呼びながら自分が
つい先日、妹に対して発した言葉を
深く後悔したんだ。

『遺書』

そう書かれた紙を見つけて、
自殺するつもりだったことも知った。




そして、それからまもなくして
私の声は出なくなった。