girl❗️girl❗️girl❗️

side凛斗

「ただいま〜」
玄関のドアを開けると
「兄貴。」
とても深刻そうな顔をして蓮斗が来た。

「夕飯の後、俺の部屋来てくんね?」

「あぁ。いいけど」

その時までには
今日出された課題も終わってるだろ。

この時は俺も蓮斗が
勉強を教えて欲しいのかなと思っていた。

夕飯が終わって課題も終わり
蓮斗の部屋に入ると、開口一番、

「兄貴、みっちゃんってモテるの?」

それ、この前も聞かれたぞ。

「さぁ、Eの女子なんて
密かに想っても口には出さないだろ。」
スクールカーストの最底辺クラスだし。

「キスしたって…」

蓮斗から爆弾発言を聞いてしまった。

「誰だ?」

「みっちゃんは大地って呼んでた。」

大地、神田大地か、

福原が怪我した時に保健室から
お姫様抱っこをしていて、
俺を睨みつけてきた、男バスのエース 。

E組だったはず。

福原と一緒か…
蓮斗がよっぽどイライラしたのか
近くにあったゴミ箱を蹴飛ばした。

「みっちゃんは兄貴が
好きなんじゃないの?」

知るかよ。
蓮斗を放っといて部屋に戻ろう。

廊下に出ると、
この前と同じ曲を
歌いながら歩いてきた福原。

お風呂上がりなのか
上気したほっぺを真っ赤にして
濡れた髪を拭きながら歩いてくる。

相変わらず歌上手いな。
「桜沢くん。」
目が合うと赤くなってうつむく福原。

そのまま何も言わずに通りすぎようと
思ったけど、

ついすれ違う時に

「神田と付き合ってるのか?」

「えっ?」驚いて目を見開く福原に

「告白されてキスされたんだろ?
蓮斗から聞いた。」