girl❗️girl❗️girl❗️

「助けてくれてありがとう。」

お礼を言うと心配そうな目で見られて

「涙目になってるわよ」
と言われた。

そうか、私泣いてたんだ。

自覚すると一気に涙が溢れでてくる。

結局、早乙女さんにつかまりながら
屋上を出た。

「零〜学ラン貸してー」
早乙女さんが坂中くんから借りた学ランを
見えないように顔あたりにかぶせてくれる。

そして
「話聞くよ」
と小声で囁かれた。

「零、私と福原さんサボるから、
適当に先生に言っといてー」
「了解」
早乙女さんに連れられてきたのは
中庭にある木の影。
校舎側もグランド側からも見えないので、
死角になっている。

ちなみに私はさっきからショック状態。
なんで、一生懸命勉強して、ぐったりして、
苦労して、入って学校なのに、
入った先でクラスカースト
っていうのに縛られなきゃいけないんだろ。
クラスが上ってそんなに偉いことなの?
次々疑問に思う。

「大丈夫よ。クラスカーストにこだわってる人、自己顕示欲強い人たち、大竹さんとか、そんぐらいの人達しかいないから」

落ち込んでいたことが分かったらしく、
慰めてくれる。

「というか大竹さん成績が少し悪くて
C から D に落ちそうになっているの
焦ってるらしいよ。
だからだよ。
そんなそんなきついこと言うの。」

さらにフォローもしてくれる。

早乙女さん、なんていい人なんだろう。

嫌な人。
と思っていた少し前の私が恥ずかしい。

「だからそんな溜め込まなくていいって。
泣いていいんだよ」

やばい…マジで泣きそう。