オタクニートが聖女になりました

「大丈夫か?」

目の前に血塗《ちまみ》れの男性が立って居た。
赤い地に濡れた、白い甲冑を見に纏いった男性は大きな長い剣を振り回して血を払うと、その剣を地面に突き立てた。
背が高く180位センチありそうだ。身体も鍛えているのか鎧から見える身体は筋肉質だ。


状況が分からずに呆然と立ち尽くす私を見て、その人はフッと少し自嘲気味に笑った。

鋭い眼光が優しく緩み私を見つめた。



良く分からないけど、助かった?


「お前も獣の血を被ってしまったな」

そう言われて、私も血だらけだと気が付いた。