付き合ってみて、岡部は極度の恥ずかしがり屋だと知った。だから、直接話に私のところに来るなんて、全くない。
私は、付き合ってはいるものの、好きではないため話しかけようとしなかった。付き合っているうちに好きになっていければそれでいいと思っていた。
そんな中で、彼からデートのお誘いが来た。もちろん断る訳もなく、その日がやってきた。
映画館に着いた私たちは、ファンタジー系の映画のチケットを買って、時間までショッピングをすることにした。
彼が真っ先に向かったのは、ゲームのフィギアがいっぱい置いてあるお店。お店の前で、
「ちょっと待ってて、すぐに戻ってくるから。」
って言って返事も聞かずにお店の中に入っていった。
その時、心の中で違和感を感じた。
でもその違和感は何かわからないまま、10分ぐらい経って、彼がお店から出てきた。手には大きな袋。そして満足そうな彼の顔。それをみて、これでいいんだと思った。なにに対してかはわからなかったけど、これでいいんだよねって納得させようとする自分がいた。
お昼には2人でフードコートに入った。別々にご飯を注文して、戻ってきた時には、彼はもう注文を終えて席に座って、スマートフォンでゲームをしていた。私が席についても止めようとしないので、
「いただきますしよ?」
というとようやく手を止めて、顔を上げてくれた。
「「いただきます」」
それを合図に
私は、付き合ってはいるものの、好きではないため話しかけようとしなかった。付き合っているうちに好きになっていければそれでいいと思っていた。
そんな中で、彼からデートのお誘いが来た。もちろん断る訳もなく、その日がやってきた。
映画館に着いた私たちは、ファンタジー系の映画のチケットを買って、時間までショッピングをすることにした。
彼が真っ先に向かったのは、ゲームのフィギアがいっぱい置いてあるお店。お店の前で、
「ちょっと待ってて、すぐに戻ってくるから。」
って言って返事も聞かずにお店の中に入っていった。
その時、心の中で違和感を感じた。
でもその違和感は何かわからないまま、10分ぐらい経って、彼がお店から出てきた。手には大きな袋。そして満足そうな彼の顔。それをみて、これでいいんだと思った。なにに対してかはわからなかったけど、これでいいんだよねって納得させようとする自分がいた。
お昼には2人でフードコートに入った。別々にご飯を注文して、戻ってきた時には、彼はもう注文を終えて席に座って、スマートフォンでゲームをしていた。私が席についても止めようとしないので、
「いただきますしよ?」
というとようやく手を止めて、顔を上げてくれた。
「「いただきます」」
それを合図に
