EP.01


…愛留夢said…

『お母さん行ってきます』

花坂 愛留夢 (はなさか あるむ)
今日から花の女子高生です♩




とは言ったものの...

中学までのド田舎の地元を離れ新しい街、大都会での高校入学なのです。大の人見知りの私に友達ができるか不安で仕方ありません。。。

友達できますように。。。


そう思いながらも楽しみな期待を持ち学校へ到着。

クラス分けの表を見つけた。

『3組か…』

「えっ、私も3組!」

横から可愛い声が聞こえた。
容姿と声がピッタリーーー可愛い子。

「私、日向菜々望(ひゅうがななみ)!よろしくね」

『私は花坂愛留夢!よ、よろしくね』

「きゃー、容姿といい声といい名前といい全部可愛いっ//、一緒に教室いこ!」

『う、うんっ!!!』

私達は一緒に教室へ向かった。席は名前順だったため席も前後。

「ね、アルムって呼んでもいい?私はナナミでいいよ」

『うんっ』

よかった...こんなに素敵な子と同じクラスで嬉しい。これからの高校生活が楽しみだな。




((キャーーー///))


突然廊下から聞こえたの女子達の歓声。

何事だろうーーーーー


「え、まさか!」

そう言って菜々望が突然立ち上がり私の腕を引いて廊下へと向かう。


『ちょっ、、』

「キャー///、神谷秀斗(かみやしゅうと)と野々村連(ののむられん)じゃん!」

『か、かみ…の、の???』


何者だろうーーー


この街では有名な人達なのだろうか。


「愛留夢、知らないの!?二人とも超有名な大企業の社長息子じゃん!知らない人なんていないよ!ああ〜カッコ良すぎるっ」


『そ、そうなんだ…』


知りません。私はド田舎から来たド田舎娘ですもの。

「2人とも6組なんだ、残念」


そう言ってショックを受けている菜々望。

たしかに2人とも背が高くてスタイルもよく顔立ちがいい。

都会とはこんな人達だらけなのだろうか。



キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴りみんな教室へと戻っていった。