声のする方を向くと、そこには山口先輩がいてこっちに歩いてきている。
「あ、山口先輩」
「拓真の妹、今日はバスケ部見に来ないの?」
拓真の妹って...!
名前がちゃんとあるのに...
「私は、七です!名前覚えてくださいよ!」
「はいはい。」
私は、山口先輩にそう流された。
「で、来るの?」
バスケ部には、もちろん拓真がいて。
しかも、今朝いろいろあったから見に行かないに決まってる!
「行きませんよ、まっすぐ帰ります。」
そう、断ると隣から行こう!行こう!という花菜の声が聞こえる。
「え?行かないよ!」
「七も、見に来いよ。」
ええ、、
まず、私のこと急に呼び捨てだし、「見に来い」って言うし...
全く、山口先輩はマイペースだよ...!

