私は、「早く来てね。」とだけ伝えて、急いで階段を下りて、洗面台に行く。
鏡に映った自分の顔はすごく真っ赤で...。
いやいや、相手はお兄ちゃんだよ?
兄妹!と自分に言い聞かせる。
あれはただのスキンシップで、特に意味はないの!
そう!特に意味なんかない...
自分で言い聞かせてるうちに、なんとなくか寂しくなった自分がいてそれを隠そうと、バシャバシャと顔を洗った。
リビングには、もう拓真はいて平然と朝食を食べている。
そうやって、何もなかったかのようにしてるのもムカつく...!
私はイライラしながらフレンチトーストを食べる。
だけど、すぐに口の中にふんわりとした食感と、メープルシロップの甘さが広がってそんなイライラなんかどっか行ってしまう。
フレンチトーストは、よくママが作ってくれて食べれば、すぐに嫌なことなんて吹っ飛んでいく。
ママのフレンチトーストは、ほっぺがとろけるぐらい美味しいんだ!
また、今度作ってもらおうっと...!

