近くの光に癒されて。



放課後。



「七!」



いつものように、私のところに花菜が来た。



「ねぇ!」



そう目を輝かせながら、花菜は言ってくる。

何かお願いしてくるのかな...?





「黒石先輩、見に行かない?」

「え!?」





やだやだ…!

私は、家に帰れば見れるというか拓真がいるし…!

花菜には、ごめんだけど。




「えー、やだ!なんで見に行かないと行けないのー?」

「だってさ、バスケやってるところ見たいし!七だって、絶対知ったほうがいいよ!」



確かに、私はまだ拓真がどういう人なのかいまいち分かってないかも...


あ、そうだ。

私、拓真に夕飯何がいいか聞かなきゃ!




「うーん、じゃあ、いいよ。」

「やったぁー!!」



花菜と2人で体育館に向かう。

体育館に近づいていくほど、女の子の声と人数が多くなっていく。


人混みは苦手だし、その人たちが拓真とかのファンだと思うと少し気持ち悪いと思ってしまった自分がいる。





「黒石先輩、いるかなー?」





私の隣では、そうウキウキしている花菜がいる。
私は、色んな女の子に冷たい目でじろじろ見られている。


自分の好きな人の妹なんて、許せないんだろうな。



私は頑張って後ろの方に立って、目立たないようにするけどやっぱりどこにいても睨まれる。


ついには、1人の女の子に押された。




あ!後ろに倒れる…!!