近くの光に癒されて。



玄関のドアを開けて、いってきまーす!と大きな声で言う。



すると、ママが奥から出てきて


「七、待って!拓真くん、お弁当忘れて行っちゃたの。届けてくれない?」




ドアが開いてるし、そこには花菜がいる…




案の定、花菜を見てみると目をまん丸にしてこちらを見ている。




「終わった...」




とりあえず、拓真の昼食がなくなるのはかわいそうなので、お弁当をママから受け取って家を出る。



「えーっと、か、花菜さん?」


私が花菜に報告する前に、バレてしまうなんて…


「今、お母さん『拓真』って言ったよね?」

「う、うん。」

「この辺で『拓真』といえば、あの人しかいないよね…?」



そうですよね、、




「は!?」




そうなりますよねぇ…



もう、言うしかない!というか、花菜には話すつもりだったし!


花菜は、学校の人には言ったりしないだろう。

私は、歩きながら花菜に報告する。



「あのね、花菜。私のママと黒石拓真のお父さんが再婚して…、拓真と兄妹になったの...」



ん?返答がない。




「えーー!!」



急に花菜が我に返ったように、大声をあげる。




うるさいけど、分かるよ、その気持ち…


私も、同じ気持ちだったもん!




「そして、もう呼び捨て!?」

「うん、拓真が 兄妹なんだから って。」

「やっば。。」



すると、花菜が急に立ち止まって私を見てくる。



…?



「というより、家族おめでとう!」

「ありがと!」



もっと、色々嫉妬とかされるかと思ったけど花菜の中で優しさが勝ったようだ。




「でもさ!ということは、私が七の家に行ったら黒石先輩がいるってこと?」

「そういうことだね。」

「やったー!絶対、遊びに行く!!」



すぐさま、拓真のファンへと切り替わったな…



「絶対、学校の人に言わないでね!」

「言うわけないよー!バレたら七がどうなるかわからないもんねぇ」

「そうなんだよー!」


人気者の妹になるとは、とても大変なことだ…