この街に引っ越してきてからは、料理を作ってくれるお手伝いさんを雇っていて最近はしていなかったけど、

引っ越す前は毎日夕食を作らされ、不味ければ殴られていたため 味には自信があった




「…うま」




毎日カップラーメンは絶対体に良くないよ


絶対いつか、よからぬ病気にかかっちゃうよ


ガツガツと美味しそうに食べてくれる朔夜を見て、これからは毎日作ってあげようと思った






お風呂を先に借りて、なかなかかわかない髪にドライヤーを当てていると

一瞬で上がってきた朔夜がドライヤーを奪い取り、私の髪を乾かしてくれた


お返しに と朔夜のまだ水のしたたる髪をタオルでバサバサふいて、ドライヤーで乾かした


「朔夜、髪の毛ツヤッツヤしてるね

天使の輪っかできてるよ」


「お前の方が艶々だろ、そんな長かったら痛みそうなのにな」


なんだなんだ、今日は褒めてくれる日なのか


こんなイケメンにそんなこと言われて喜ばない女子はいないと思う




「朔夜は髪染めないの?」


「不良だからってみんな染めるわけじゃねーよ」




まぁそうだよね、

前まで私はヤンキーはみんなブリーチしてるものだと思ってたけど、Black Shadow にも眼鏡かけた黒髪マッシュもいるもんね




そんな中、ふと浮かんだ疑問




「そういえば私って、どこで寝ればいいの?」





私の質問に当たり前のように返ってきた言葉










「俺のベットで、俺と一緒に」