ありったけの愛を叫んで

きっと陽人は、朔夜と悠がそれができないことを分かっていて言っている


これは陽人の愚痴なんだ



だから私は、たまには陽人の不満を聞いてあげようと思い、無くなりかけのコーラを追加する



「サンキュー」

そう言った陽人は、独り言のように自分の過去を話しはじめた