朔夜の首元についた、ランプに反射してキラキラと光るネックレス


そして全く同じものが、自分の首元にもついている



朔夜の首元と自分の首元を何度も目で往復して幸せにひたる私に

「裏もちゃんと見ろ」 と朔夜が言った




「裏…?

あ、 ん…? なんて読むの?」


そこには見たことのない英単語




「amour eternel (アムール エテルネル)

フランス語で "永遠の愛" って意味だ」




「アムール、エテルネル…」




「Forever Love とか、なんか照れんだろ

だから」




そう言って照れくさそうに頭をかく朔夜が可愛くて仕方ない


やばい、、

私、そのうち朔夜に殺されちゃうんじゃないかな

キュンキュンしすぎて死んじゃうんじゃないかな…


ニヤニヤ、ニヤニヤと見ていると、




「あー そんな見んな、もう寝るぞ!」


ベッドの横の淡いランプをカチッと消した朔夜は乱暴に布団にもぐりこむ


照れてる…

完全に照れてる!!




「ありがと朔夜! 大好きー!!」




幸せ、本当に幸せ

こんなに幸せになっていいのか不安になるくらい、朔夜といると満たされる




後ろからギュッと抱きついて、感謝と愛を叫んだ