LOVE or DEATH 愛し愛されデスゲーム

 そして自分たちの無力さにやるせなくなって、果心と2人キッチンを離れようとしたときだった。


「目黒くん……」


「どうも、昨夜ぶりですね」


 果心に先に部屋に戻っていてほしいと頼むと、怪訝な顔をしながらも頼んだ通りにしてくれる。


「もう部屋に入れるつもりはないけど?」


「リビングでいいですよ。すぐ終わる話なので、ね」


 強がっていてもやっぱり、面と向かうとあのときの恐怖がプレイバックするようだ。


 蛇に睨まれたカエルのように、細かく震える私を目黒くんが冷たい瞳で射抜く。


「取り引きをしませんか、上野先輩。好きな人を教えてください。でなければ、これをばら撒きます」


「それは……!」