LOVE or DEATH 愛し愛されデスゲーム

 人の命を弄んで……許せない!


 そう憤っても、現実として私たちにできることはないのだ。肩を落とす皆藤さんの背中を、撫で続けることくらいしかできない自分が情けない。


「ありがとうございます……でも仕方ないです。元々両想いになれるだなんて思っていなかったですし、ゲームに巻き込まれた時点でもう遅かれ早かれ来る別れでした」


 そう落ち込む皆藤さんの言葉が痛々しい。


 そこに、それまでスマホ片手に考え込んでいた果心が声をあげた。


「ねぇ待って、……これどういうことかな?」


 果心が見せつけてきたスマホの画面に拡大表示されていたのは、


 7.真実の告白が失敗した場合死にます。


 その一文だ。