LOVE or DEATH 愛し愛されデスゲーム

 それは、病院を出て2人並んで歩いていたとき。


 九条くんが突然こちらに向き直ったと思うと、


「……っ!」


 次の瞬間には、九条くんの両手が私の顔の左右で壁に突きつけられていた。密着した体を通して、九条くんの荒い息遣いが伝わる。


 これは……ちょっと前に流行した壁ドンというやつ!?


 恥ずかしながらそういうことに耐性がない私。心拍数はあっという間に上昇していく。


「……静かにしろ」


 九条くんの、喧嘩っ早い性格に似合わず端正な顔立ちが近づいてくる。


「ちょっとやめ……っ、え?」