最初に気づいたのは、目黒くんだった。
「あれ、二階堂先輩遅くないですか?」
自分のことに必死で気づかなかった。だけど確かに、いつもなら私たちの不安を取り除いてくれる強くて頼れる先輩がいない。
「寝てるのかな? 私、起こしてくるよ」
一応かけておいたアラームがなかったら、私も今ごろ夢の中だった。同じ前科者として二階堂さんも気にかかってしまう。
だけど。
「二階堂様を探しに行く必要はありません。みなさまこちらをご覧ください」
声に呼び止められ、液晶に目を向ける。
そこに映っていたのは……開かない扉に必死に体当たりする、二階堂さんの姿だった。
「あれ、二階堂先輩遅くないですか?」
自分のことに必死で気づかなかった。だけど確かに、いつもなら私たちの不安を取り除いてくれる強くて頼れる先輩がいない。
「寝てるのかな? 私、起こしてくるよ」
一応かけておいたアラームがなかったら、私も今ごろ夢の中だった。同じ前科者として二階堂さんも気にかかってしまう。
だけど。
「二階堂様を探しに行く必要はありません。みなさまこちらをご覧ください」
声に呼び止められ、液晶に目を向ける。
そこに映っていたのは……開かない扉に必死に体当たりする、二階堂さんの姿だった。



