LOVE or DEATH 愛し愛されデスゲーム

 機関銃が近づいてくる。別れのときが近かった。


「上野先輩、最後に1つお願いがあります」


「何? 何でも聞くよ」


「手の中のナイフを、もらえませんか」


 私は、涙と汗でぐしょぐしょになったそれを、皆藤さんに手渡そうとして、


「……っ、やっぱりできない……!」


 震える私に、皆藤さんが近づいてくる。


「私、九条先輩が好きでした。だけど同じくらい、上野先輩にも幸せになってほしいです」


 私の手から優しくナイフを取って行くと、


「私は目黒くんのところへ行きます。彼と同じところで死ねて、本当に幸せ……!」


 ナイフの切っ先が、柔らかく皆藤さんの喉に突き刺さっていくのを、私はただ見ているしかなかった。


 ダダダダダダダダダ!!!!!!


 機関銃の弾に貫かれ、皆藤さんの体が跳ねる。


「目黒くん……」


 そう呟きながら、皆藤さんの命は失われていった。