「お待たせいたしました、投票結果が出ましたので発表いたします」
声も、今日は心なしか元気がなさそうだ。
「機関銃に頭をぶち抜かれちゃう愚かな方のお名前は〜!」
あ、さっきの訂正。声はいつにも増して元気だ。
だけどそれに腹を立てている余裕は、もう失くしてしまった。
投票の結果は途中から、私たちの目には触れないようになっていた。
だから今誰が人気で、誰が最下位なのか、誰にもわからない。
ただ、2分の1の確率で死ぬ。その事実があるだけだ。
もし私の名前が呼ばれたら……。
私は手に隠し持つ小さなナイフを握りしめる。
もし私の名前が呼ばれたら、私は機関銃に腕を撃ち抜かれようと、足を貫かれようと、逃げられるところまで逃げるつもりだ。
そのときにこんな小さいナイフが役に立つかはわからなかった。でも、ないよりマシだ。
声も、今日は心なしか元気がなさそうだ。
「機関銃に頭をぶち抜かれちゃう愚かな方のお名前は〜!」
あ、さっきの訂正。声はいつにも増して元気だ。
だけどそれに腹を立てている余裕は、もう失くしてしまった。
投票の結果は途中から、私たちの目には触れないようになっていた。
だから今誰が人気で、誰が最下位なのか、誰にもわからない。
ただ、2分の1の確率で死ぬ。その事実があるだけだ。
もし私の名前が呼ばれたら……。
私は手に隠し持つ小さなナイフを握りしめる。
もし私の名前が呼ばれたら、私は機関銃に腕を撃ち抜かれようと、足を貫かれようと、逃げられるところまで逃げるつもりだ。
そのときにこんな小さいナイフが役に立つかはわからなかった。でも、ないよりマシだ。



