今まで声の指示に従わなかったことはない。だからもし、従わなければどうなるのか気になるところではあるけど、こんなくだらないことでペナルティを食らうのは馬鹿らしくもあった。
だから。
「今日1日お世話させていただきます、ご主人様」
「うえ゛」
せっかくにっこり微笑んでやったのに、九条くんは露骨に嫌そうな顔をする。
「ちょっと、レディに失礼じゃないー!?」
冗談めかして頰を膨らませると、
「!?!?」
一瞬目をそらした隙に、九条くんの手が私の頰を掴んでいた。
決してモデルのような超小顔ではない私の顔が、九条くんの大きな掌に片手で収まっている。
「ぶぶぶぶブスになる!」
「ならねぇよ」
ぷはっと、堪えかねたように九条くんが吹き出した。つられて私も笑顔になる。
九条くんの笑顔には、周りを明るい気持ちにさせる魔法が本当にかかっていると思う。だから今日みたいに怒って自分を傷つけて欲しくないな、なんて私は思うのだ。
だから。
「今日1日お世話させていただきます、ご主人様」
「うえ゛」
せっかくにっこり微笑んでやったのに、九条くんは露骨に嫌そうな顔をする。
「ちょっと、レディに失礼じゃないー!?」
冗談めかして頰を膨らませると、
「!?!?」
一瞬目をそらした隙に、九条くんの手が私の頰を掴んでいた。
決してモデルのような超小顔ではない私の顔が、九条くんの大きな掌に片手で収まっている。
「ぶぶぶぶブスになる!」
「ならねぇよ」
ぷはっと、堪えかねたように九条くんが吹き出した。つられて私も笑顔になる。
九条くんの笑顔には、周りを明るい気持ちにさせる魔法が本当にかかっていると思う。だから今日みたいに怒って自分を傷つけて欲しくないな、なんて私は思うのだ。



