LOVE or DEATH 愛し愛されデスゲーム

 この館に来る前からずっと、私は相川さんだけを見てきたはずだった。


 館に来てからも、相川さんと近づく荻野さんの存在に不安になったり、相川さんの一挙一動にときめいたりしていたはずだった。


 だけど「好きな人」。それを考えるたび、金色の髪に隠された照れ臭そうな笑顔がちらつく。


 二階堂さんが亡くなって、1番近くにいてくれたのが彼だった。


 別にそれは彼の意思とかじゃなくて、ただ状況的にそこにいただけ。


 だけど、ただそこにいる存在に、私は何度救われただろう。


 私の好きな人は――。


 だけど、そこで思考は無理やりに断ち切られた。


「おい何してんだ」


 私と目黒くんの2人きりだったリビングに、入ってきたのは金髪の、彼。