会えると信じて〜誠の花〜«前編»

藤堂「雪、厠行ってきていいか?」


雪都『う…?』



藤堂「ちょっとだけ待っててくれな。」



藤堂は雪都を残し、厠へ行った。



雪都『う……、う?
たい…ちょ〜?どこ?たいちょー?』


今目が覚めた雪都は藤堂が居ないことに


不安を覚えた。



雪都『…たいちょー……どこ?
たいちょー!』



雪都は涙を流しながら大声で言う。



斎藤「雪都…?」


藤堂の隣の部屋である斎藤は雪都の声に

気づいた。



斎藤「総司っ!」


沖田「なにー?一くん。」



斎藤「雪都が…」


沖田「ゆきちゃん!」



沖田が急いで藤堂の部屋に行くと、


「たいちょー」と言い、泣き叫ぶ


雪都がいた。



沖田は雪都を、抱きしめた。



沖田「雪ちゃん。ごめんね。
昨日何も言わずに出ていって。
平助は厠だよ。」



雪都『そーくん……たいちょーは生きてる??』



沖田「生きてる。だから大丈夫だよ。」



雪都『グスッ……朝起きたら……
たいちょーがいなくてっ、
また……いなくなったのかと思って!
……怖かったぁ……』



厠から戻ってきた藤堂。


藤堂「総司っ!何して…
雪??」



沖田「平助っ!雪を一人にしないでって
言ったでしょう??」



藤堂「声はかけたんだけど…
雪。ごめんな?」



雪都『たいちょー?本物?』



藤堂「あぁ、本物だよ。ほら
触れるだろ?」