夕餉後。慧と雪都は局長室に向かった。



慧「局長、慧と雪都です。」



近藤「雪も…入れ。」



慧「失礼します。」


雪都『失礼します。』




慧「局長、ここに呼んだ理由はなんでしょう。」


局長「何故京に来たばかりの
雪のことを慧くんが知っているのかと
不思議に思ってね。」



慧「僕が…Red、赤だからですよ。」


雪都『僕はBLACK、黒だよ。』



近藤「雪と慧くんが…」


雪都『僕は京、初めてじゃないよ。
壬生浪士組ができた時に任務で
江戸に居ただけ。
元は松平容保と一緒に住んでたからね。』



近藤「そうだったのか。
雪が任務でいるのは知っているが
慧くんは何故ここに?」



慧「俺も任務です。
雪都が安心できるように。と、」



近藤「…なるほど。話はわかった。
赤のことは幹部にのみ伝えてもいいかい?」



慧「幹部のみなら。」


近藤「ありがとう。
雪、幹部を呼んできてくれないか?」



雪都『承知っ!』


雪都は嬉しそうに出ていった