「愛華さぁ、ちょっと考えてみなよ?優斗くんかっこいいじゃん。付き合えばいいじゃない?」



なんで、今さっき優斗のことを好きだといって、告白していた美々子がそんなことを言うのだろうか。



「嫌だよ。だって私好きな人いるし」



「それ、嘘だよね?愛華、好きな人いるなんて私に言ったことないよね?」



「それは、言いたくなかったからだよ。自信ないから」


なんとか美々子に対抗しているけど、鋭い美々子にこの嘘がバレるのは時間の問題だ。




「ねえ優斗くん。一週間だけおためしで付き合うっているのはどう?」



不思議だ。美々子が、私と優斗の中をくっつけようとしているように思える。


好きだと言って、告白までしたのにいったいどんな気持ちでいるのだろうか。