「すいませーん!注文いいですか?」




私は、イケメンに向けて声をかけた。




「あ、はい。ただいま」




さっき美々子と決めたように、まずは注文をする。




「えっと、じゃあカフェラテ二つでお願いします」
 



「はい」





イケメン店員が席を立ち去ろうとしたとき、美々子が呼び止める。




「あの、少しいいですか?」




「すいません、今は仕事中なので…」




「そうですか…そうですよね!なんか、すいません」




美々子が悲しそうに言った。



イケメン店員は美々子が悲しんでいるのを見て、言う。




「もし良かったら、お店が終わるまで待っててもらえますか?終わった後なら話聞けるんで」