もう、あんな暗くて苦しい過去なんて忘れそうだ。



美々子と一緒に入ったカフェは、すごく可愛くてなんだかキラキラしていた。



「可愛いね!すごくオシャレ」



「でしょ?でも、ここはそれだけじゃないんだよね」




「ん?何かあるの?」




美々子が少し頬を赤く染めて言った。




「実はね、ここで働いてる人がかっこよくて…」




美々子自信の恋愛の話を聞くのは初めてだったから、びっくりしたと同時に気になる。