「お父様……」
依舞稀は笑顔のまま誠之助に呼びかける。
「私と遥翔さんを出会わせてくださって、ありがとうございます」
「依舞稀さん……?」
なじられても仕方がないと思っていた。
自分の望みのために二人の未来を大きく変えてしまったかもしれないのだから。
なのになぜ依舞稀はこんなにも優しく自分に微笑んでくれるのだろうか。
感動に震える胸を、誠之助はぎゅっと握りしめた。
「お父様が遥翔さんと私を出会わせてくださったから、私たちは夫婦として今ここにいられるんですもの。感謝しかありません」
依舞稀の言葉に遥翔も誠之助に笑顔を向ける。
「出会いがどうとか、そんなことは関係ないよ。大切なことは出会った後に二人の関係が進展するかしないかだろ?俺たちはちゃんと二人の間に愛を育むことができた。それが何よりも大切なんだから」
今があればそれでいい。
きっかけは何であれ、間違いなく自分たちの手で愛を育てられたのならそれでいいのだ。
「遥翔、依舞稀さん、ありがとう。二人にそう言ってもらえて、私は幸せだよ」
誠之助はやっと心からの笑顔を二人に向けることができた。
「遥翔。やっぱり社長はお前に任せたい」
「親父……」
「今のお前になら安心して任せられるよ。ホテルキリガヤを頼んだぞ」
立ち上がって差し出された誠之助の手を、遥翔は慌てて立ち上がりしっかりと握った。
その姿に安堵した依舞稀は、ようやく冷めた紅茶を口に運べた。
依舞稀は笑顔のまま誠之助に呼びかける。
「私と遥翔さんを出会わせてくださって、ありがとうございます」
「依舞稀さん……?」
なじられても仕方がないと思っていた。
自分の望みのために二人の未来を大きく変えてしまったかもしれないのだから。
なのになぜ依舞稀はこんなにも優しく自分に微笑んでくれるのだろうか。
感動に震える胸を、誠之助はぎゅっと握りしめた。
「お父様が遥翔さんと私を出会わせてくださったから、私たちは夫婦として今ここにいられるんですもの。感謝しかありません」
依舞稀の言葉に遥翔も誠之助に笑顔を向ける。
「出会いがどうとか、そんなことは関係ないよ。大切なことは出会った後に二人の関係が進展するかしないかだろ?俺たちはちゃんと二人の間に愛を育むことができた。それが何よりも大切なんだから」
今があればそれでいい。
きっかけは何であれ、間違いなく自分たちの手で愛を育てられたのならそれでいいのだ。
「遥翔、依舞稀さん、ありがとう。二人にそう言ってもらえて、私は幸せだよ」
誠之助はやっと心からの笑顔を二人に向けることができた。
「遥翔。やっぱり社長はお前に任せたい」
「親父……」
「今のお前になら安心して任せられるよ。ホテルキリガヤを頼んだぞ」
立ち上がって差し出された誠之助の手を、遥翔は慌てて立ち上がりしっかりと握った。
その姿に安堵した依舞稀は、ようやく冷めた紅茶を口に運べた。

