「桜!」

私は個室の外に出た。
お母さんに責められるのは耐えきれなかった。

やだやだやだ!!
私は悪くない!!

でも,お母さんも,私のことを悪魔だって思ってるんだ。

あんたのせいだって思ってるんだ。

「っっ…!!うぅ…」

泣くな泣くな泣くな…!!
私がなく資格なんてないんだから。

私が苦しむ資格なんてないんだから。

それでも涙は一向にひかなくて…誰もいないのをいいことに,お母さんに見つかるまで,泣いて泣いて,泣きじゃくった。