ごめんなさいなんて言葉だけでは全然足りない。そのくらい,重大な罪を犯してしまったんだ…。

私の行動で人を殺してしまうことがあるんだ…。

「ちょっと!やめてください!!」

お母さんの焦った声が聞こえた。
と,次の瞬間にはバンっという音と共に個室の扉が勢いよく開いた。

「この人殺しっっ!!」

パァンという乾いた音が鳴り響いた。

叩かれた。そう理解するのに時間がかった。