「律も冷たい水飲む?」



甲ちゃんがオレの横で
グラスに冷水を注いでた



「甲ちゃん、飲んでいいよ
あとでもらう…

あ、甲ちゃん日焼け大丈夫だった?」




「うん、日焼け止め塗ったし
カーディガン着てたから…
たぶん、大丈夫」



甲ちゃんはカーディガンを脱いで
腕を見てた



ワンピースから出た白い腕



ワンピースのずれた肩紐を
甲ちゃんが直した




「甲ちゃん…」



「ん?」



無防備な甲ちゃんを
オレは仰向けのまま引き寄せた




ーーー




冷水を飲んだ
甲ちゃんの口は


冷たくて気持ちよかった


でも
すぐに熱を持った





ワンピースの肩紐が
また肩から外れた




「甲ちゃん…氷食べたい…」



「氷?…待ってね…」




甲ちゃんがテーブルの上の氷を取って
オレの口に入れてくれた

甲ちゃんの手で




オレは
甲ちゃんの手にキスをした



ーーー


ーーー



「律…くすぐったいし、冷たいよ…」



氷がとけて
また口が熱くなった




「甲ちゃん…もう1個ほしい…」



待ってたら



ーーーーー



甲ちゃんの唇だった





甲ちゃんの身体を引き寄せた



ーーーーー


ーーー



甲ちゃんの首元にキスをした




肩紐が外れた肩が

白くて、透き通ってて、色っぽくて…



ーーー



キスしながら
ワンピースを脱がしたくなった




「汗かいてるから…
シャワー浴びてきたい…」



甲ちゃんは
ワンピースの肩紐を直して
身体を起こした




オレの腕を
甲ちゃんがすり抜けた





甲ちゃん

嫌だった…?





なんか、へこむ…