「今度から、ふたりでいる時は 読書禁止ね!」 オレは甲ちゃんが読んでた漫画を 本棚に戻した 「甲ちゃん、好き…」 「耳元で言われると くすぐったいよ…」 甲ちゃんが首をすくめた チビだったオレが 今は先生を 甲ちゃんを 包み込めるくらい大きくなった 甲ちゃんの 横顔にキスした ーー 甲ちゃんの 小さい身体から 鼓動が伝わってくる きっとこの部屋の この場所だけ 熱を放ってる ヤバイ…オレ…