「乙ちゃーん!」



「清田くん
どーしたの?」



「3年間、ありがとう
乙ちゃんのこと
落とせなくて残念だったけど
乙ちゃんのおかげで
ホントの恋ができた
恋愛ごっこ卒業できた」



「うん…
私のこと
助けてくれてありがとう
友達って言ってくれて
ありがとう

甲ちゃんのこと大切にしてくれる
清田くんが好きだよ」



乙ちゃんは恥ずかしそうに
オレから目をそらした


うん、かわいい…
甲ちゃんの次に




「…って、乙ちゃんて
相変わらずオレの目見ないね」




「うん、蒼汰に言われた
アイツの目見たら、妊娠するって…」



蒼汰…ころす…



「そんなことがあったら
甲ちゃんなんて
もぉ何回も妊娠してるからね!

でも乙ちゃんは
オレの運命の神様…じゃなくて
運命の小悪魔だからね

ありがと
これからも友達ね!」