先生は
窓を閉めてカーディガンを羽織った



「律、寒くない?」



「うん、オレは大丈夫」



「やっぱり若いね!」



「甲ちゃん、寒いの?」



「んー、少しね
もぉ秋だね…」




「じゃあ、来て…
こっち、来て…」



「ん?」



先生はオレのすぐ前に座った




「こーしたら、寒くない?」



オレは先生を抱きしめた

また鼓動が早くなる




「…うん…あったかい…」



先生の身体は
ヒンヤリしてたのに

なんだろう…
オレの身体は熱をもった