「あ、コレ…」


オレはポケットから
この前約束した第二ボタンを取り出した



先生はオレの掌から
嬉しそうに第二ボタンを取った



細くて綺麗な指…

先生の手に
オレはいつも見惚れる




「ありがとう
大事にする…」



先生は宝物を手にしたみたいに
微笑んでくれた